鉄筋材料の継手と定着について
工事現場での鉄筋の組立ては、通常1フロアごとに行うため上下階の柱を接合する必要があります。
また、梁も構造上必要な鉄筋の長さが定尺よりも長い場合が多くありますので鉄筋同士を接合する必要が出てきます。
この鉄筋同士の接合を「継手」と呼びます。
継手の種類は、おもに次のようなものがあります。
・重ね継手
・ガス溶接継手
・溶接継手
・機械式継手
継手の種類は、鉄筋径や施工条件に応じて適した方法を採用していきます。
いっぽう、梁の主筋を走らないの所定の位置に必要な長さ分を延長して組立て
コンクリートと鉄筋との付着力によって梁に係る力を柱に伝えます。
その延長部分を「定着」と呼んでいて、継手と同様に、構造上重要な部分となります。
鉄筋の組立ては、所定の位置に正しく配筋し、コンクリートの打ち込み完了まで移動しないように
堅固に結束して保持することにあります。建築物の強度を左右する大切な躯体工事のひとつです。
鉄筋コンクリートの構造は、コンクリートは圧縮力に耐えられますが引張力には弱いため
鉄筋がコンクリートの弱点を補完するのに、多くの鉄筋が配置されます。
またコンクリートのひび割れなどを防ぐ役割も果たしていますので完成すると見えなくなりますが、非常に重要な存在といえます。
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